窯の修理

窯は1250℃前後の高温に焚かれるものであり冷ますのにも2~3日かかるなど保温性のあるものです。使っているうちに炉壁にヒビが入ったり、レンガが崩れてきたり、蓋のパッキンが取れたりしてきます。そのままにしておくとそこから熱が漏れて温度が上がりにくかったり窯の表面が黒く錆びてきたりします。燃料もかかり窯も弱ります。ひどくなる前に直しましょう。

トラブル事例① 陶芸窯の壁にヒビ割れが出てきて、外側の鉄板が黒くなり、錆びて従来に比べ 熱く感じる

炉壁修理をします。 窯内部の断熱レンガのヒビ割れから熱が漏れ出てきています。そんなときは、特殊耐火セラミックコーティング材「ひびうめ~る」にてコーティングすることで、ひびの隙間から熱が逃げるのを防ぎます。また窯の補強だけでなく、遠赤外線効果で燃費や昇温速度が改善されます。

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トラブル事例② 台風の大雨で炉が水没してしまった。

急な大雨で近くの用水が氾濫し、熱処理炉が冠水してしまった。
炉の乾燥と部品交換をし細部にわたりチェックし使い勝手の良いものに改造。

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トラブル事例③ 七宝窯修理・試運転

天井がひび割れヒーター線が垂れてきた、ヒーター線を加工して元の溝に納めた。無理やりヒーター線を曲げたりすると折って切ってしまうことがあります。触らずに修理しましょう。

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Before
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After(試運転)